90°方向の長さとサイドカーブについて

ノーズ・テール方向の寸法を「長さ」とするなら、トゥー・ヒール方向は「幅・太さ」で良いかと思います。

一般的的にはそうですし。

しかし前回のコラムで長さを「ノーズ・テール方向=0°」と表現、というか説明をしたので、同じタイトルの書き方だと「90°方向の長さ」となってしまいました。

 

さて、「幅」と言うと何を基準として決めるべきか?

長さのお手軽基準が身長なら、幅のお手軽基準は足のサイズ。

身長−〇〇センチより、よほど理にかなってはいますが、長さより選択の幅が無いのが現状です。

 

このコラムのテーマである幅とサイドカーブは、ターンの質に大きく影響します。

サイドカーブが強いほど小さな弧のターンに向いていて、幅が小さいほどエッジの切替えに力や体重移動が少なくて済みます。

 

サイドカーブについて、「大は小を兼ねる」みたいな意見もあるようですが、一切ズレのないカービングだけをするのであれば正しい説ですね。

 

オーダーするなら、ご自身のメインフィールドに合わせたパラメーターを探すのが醍醐味かと。

 

パウダーをメローに滑るのがメインなら、面積を大きくとって浮力を稼ぐために幅は太く、その代わりサイドカーブを強めにしてターン自体は楽をするとか。

 

自分で踏んで、しっかりカービングするのが楽しいなら、気持ち細めにしてサイドカーブはつけすぎないとか。

 

自分に合ったバランスを探すのを楽しんでみてはいかがでしょうか?